The diary
不定期ですが、樂FACTORYのメンバーが日々の制作現場の中で考えたこと、出会ったことなどを書き込んで行きます。

2005年6月レトロ
最近、昭和レトロなんてのが流行ってますねぇ。
僕が生まれた昭和40年代なんてのはその辺のドンピシャらしく、よくポスターなどで目にする風景は、まさに子供の頃の風景そのものです。
これって、やっと日本人にも昔のものを大事にする心が芽生えてきた証拠なんでしょうか?
それとも、またいつもの日本人の癖で、一時の気まぐれのようなただの流行なんでしょうか?
日本の伝統的な文化に人並み以上の関心を持っている僕は、どちらにしても迷惑な話だなぁと思っている次第です。


2005年6月「A」
日本テレビで、久米宏さんが一年ぶりの復帰という、鳴り物入りで始まった「A」が、久米さんの意志による降板という形で幕を閉じることとなった。
僕はこの番組、よく視てましたよ。元々、アジア事情には興味があったので、ゴールデンでこんな番組が成立するってのはいいことだなぁと思ってました。
でも、久米さんが降りたいと思った気持ちは良くわかりますね。つまんなかったですもん。いや、様々新たな試みがされていた点は評価できるなぁって思ってたところもあるんですが、なんて言うんですかねぇ、いろんなことが活きてなかったかなぁと…。
スタッフの考えの甘さみたいなものもあるんですかねぇ。あんまりアジアのこと知らない人が作ってたんじゃないんですか?
ただ、スタッフが不真面目にやっていたとは思いませんよ。むしろ、最近のバラエティの中では一生懸命にやってた方なんじゃないかと思ってます。
安易な番組が多い中で、良くやってたんだと思うんですが、ちょっとカラ回りしちゃったんですかねぇ。


2005年5月つまらない打合せ
NHKだからという訳ではないんでしょうが、たまにす〜んごくつまらない打ち合わせがあります。あ、自分が演出する番組だったら絶対にそんなことにはしませんけどね。ああいう時、担当のスタッフはどういう気持ちになっているんでしょうか。
スタッフのレベルっていうのは色々あるもんだと驚かされます。番組を視ているとわかりますね。いいスタッフがやっている番組というのは、楽しげだし、出演者がノッているように見えますし。なによりも辻褄が合っているといいますか、納得できるモノになってます。それは、理屈が合っているとかそういうことよりも、視たいモノ、言って欲しいこと、笑って欲しいところ、怒って欲しいところなどが腑に落ちるように演出されているんですね。
いいスタッフが作った番組は安心して視られますし、視ていて得るものがあります。そういうことを忘れ去ってしまった最近のテレビですが、例え無駄でもずーっと言い続けていきたいポイントですね。


2005年5月食博覧会
食博に行ってきました。Nationalブースであの熊谷喜八さんが生出演するイベントの演出のためです。
会場は想像以上の人出と熱気で、まあ、天気がよかったこともあるんですが、暑かったですねぇ。Nationalブースは他と比べてもかなりクオリティが高かったんじゃないでしょうか。コンパニオンのレベルも高かったと思います。
前に立って説明する人(ナレーターと言われる人)がたまに関西弁を交えながらやってるし、観客もちょっかいを出したりしてるのは、なるほど大阪らしいなと思わせてくれます。
喜八さんは簡単な打合せだけであれだけのことをやってのけるのは凄いことだと思いました。さすが世界を股にかけて活躍しているだけのことはありますね。喜八さんの味の秘密をちらっと見せていただいた気がします。


2005年4月桜満開
事務所の目の前が公園になっていまして。そこの桜がとても綺麗に咲くんですよ。今日、東京は桜が満開になったそうです。写真は何気なく撮ったものであまり綺麗には撮れていませんが。
この時期、日本人は血が騒ぐと言いますが、最近では花粉症のためあまり気分のいい思いをしていません。それなのに、徹夜に近い状態がかなり続いています。みんな事務所で無口にコンピュータや編集機に向っています。もっと人間らしい生活がしたいものです。ああ、旅に出たい。


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